フカセ釣りはいろいろとお金がかかります。
特に,エサ代は地磯や堤防での釣りでもかかる大きな出費です。
オキアミ6kgに集魚剤3袋,サシエ用オキアミ,むきみ,ハードオキアミ…
と必要なものをあれこれ買い物かごに入れてレジに行くとビックリ!!
時には5000円を超えているなんてことも…(´;ω;`)
地域によっては渡船代よりも高い!!
そこに渡船代,高速代,ガソリン代,食費なども入れると…(ToT)
そこで,少しでも節約したいというあなたには自家製加工オキアミがオススメ!
マルキューのくわせオキアミスーパーハードは
100gあたり664円(内容量Lで70g)もします。
自家製だと,次回以降も使える調味料や食紅などの費用を入れても
約400gの加工オキアミを1146円で作ることができます。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/image.png)
自家製だと100gあたり286円になります。
2回目以降はさらに費用を抑えることができます。
意外と簡単に作れて,クオリティも市販のものと大差ありません。
あなたもぜひ挑戦してみてください!
では,作り方を詳しく見ていきましょう。
目次
オキアミブロックを冷蔵庫で解凍する
オキアミブロックはサシエでも使える約500gのレンガを使用します。
流水解凍や常温解凍などでもできるとは思いますが,
オキアミの品質劣化を防ぎたいので,
冷蔵庫での解凍をオススメします。
24時間あれば解凍できると思います。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2657-768x1024.jpg)
水洗いして水を切る
オキアミはプロテアーゼというタンパク質分解酵素を持っており,
放っておくと自分自身がもつ酵素で軟化・黒変してしまいます。
真水で軽く洗ってあげるだけで,軟化・黒変しなくなります。
よって,まず最初に真水でサッとオキアミを洗います。
洗い終わったらザルに上げて水をしっかり切ります。
20~30分くらいで大丈夫です。
このとき,頭が取れているものや状態が悪いものを取り除いてあげてもよいでしょう。
取り除かなくても十分に使える加工オキアミができるので,面倒ならやらなくても大丈夫です。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2659-1024x768.jpg)
みりんに漬けこむ(色をつける)
次にみりんに漬け込みます。
みりんには糖分が多く含まれているので,
浸透圧の関係で,オキアミの身を引き締める効果があります。
また,みりんはアルコール分14%ほどあるので,
アルコールで殺菌する意味もあるでしょう。
つける時間は30分~1時間です。
一晩漬けこんでも問題はありません。
みりんは少し値段が高いので,量はオキアミが浸かるギリギリで大丈夫です。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2661-1024x768.jpg)
ちなみに,みりん風調味料はアルコール度数が低いですが,
糖分はしっかり含まれているので使用可能です。
また,くわせオキアミ食い込みイエローのように色を付けたい場合は,
この時に食紅を加えます。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2705-1024x768.jpg)
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2707-768x1024.jpg)
使った食紅はこれ↓です。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2706-1024x768.jpg)
黄色のオキアミはチヌ釣りに効果絶大です!
少量で色付け可能なので,一度購入してしまえばずーっと使えます。
みりんに漬けこんだあとは,ザルに上げてみりんを切ります。
20~30分くらいで大丈夫です。
砂糖をまぶして脱水し不凍加工する
次に砂糖をまぶします。
浸透圧でオキアミの水分を徹底的に抜いていきます。
ナメクジに塩をかけるのと同じ原理です。
また,砂糖がオキアミに入っていくことで凍らなくなります。
冷凍庫から出したてでも針につけることが可能です。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2665-1024x768.jpg)
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2708-1024x768.jpg)
大量の砂糖をまんべんなくまぶして混ぜたあと,
もう一度砂糖をまぶして混ぜます。
砂糖が少ないとハードな仕上がりにならないので、これでもかという量をまぶしてください。
かなり水が出てきますので,ザルに上げておきます。
食紅を入れたバージョンだと,黄色の水が出てきます。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2666-1024x679.jpg)
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2667-1024x709.jpg)
まぶして水を切ると,水分が抜けてプリっとした感じになります。
水分が抜けるとオキアミが硬くなります。
これがハード加工です。
味の素(うま味調味料)でアミノ酸を追加する
最後の仕上げに味の素をまぶしてアミノ酸を追加します。
魚は,エサかどうかの認識をアミノ酸の有無で判断しています。
オキアミに含まれるアミノ酸量はすさまじく,
グレやチヌが自然界で出会ったことのないオキアミをばくばく食べるのはこのためです。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2670-1024x768.jpg)
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2673-1024x768.jpg)
うま味調味料をまぶしたら,一晩冷蔵庫で寝かせたら完成!
寝かせるときも水分が出ますので,
下にザルに上げた状態で寝かせるか,
キッチンペーパーなどを敷いておくとよいでしょう。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2676-1024x768.jpg)
小分けして冷凍保存
完成したら小分けして冷凍保存をします。
小さなタッパーなどでも良いですが,
空気にできるだけ触れないよう
ジッパー付きの袋を百均で買ってくると良いでしょう。
釣り場で出るゴミも少なくて済みます。
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2700-1024x768.jpg)
![](https://www.gureturi.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_2728-1024x768.jpg)
これで作り方の説明は終わりです。
実際やってみるとめちゃくちゃ簡単です。
そして,製品と変わらないクオリティですので,
市販の加工オキアミが買えなくなってしまいます!
あなたもぜひ挑戦してみてください!!
最後まで読んでいただき,ありがとうございました!
コメントを残す