初心者必見!はじめての渡船 沖磯デビュー!マナーや注意点を徹底解説 暗黙のルールは?

素晴らしいフィールドで釣りに熱中する

堤防やアクセスの良い地磯では常に場所取りに悩まされます。

良いポイントに行きたくても先行者がいればそこには行けません。

船釣りでは釣り座によって釣果が変わります。

また,横の釣り人とおまつりするなど他人のプレッシャーが最初から最後までかかり続けます。

しかし,沖磯は違います。

独立した磯に渡ればあなたの釣りを邪魔する存在はいません。

思う存分,素晴らしい景観を楽しみながら,スレていない魚を釣り上げることができます。

僕の場合,自然が作り出した奇石を眺めるだけでも満足してしまうほど磯に行くこと自体が釣りの目的になっています。

絶海の孤島,大自然の中に立って魚釣りをする。

こんなに楽しいことが他にあるでしょうか?

沖磯は最高!

磯は気持ちよく釣りをすることができる最高のフィールドです。

フカセ釣りでも,底物釣りでも,ルアー釣りでも,磯に渡ったら何をやっても自由!

磯であなたの大好きな釣りを全力で楽しみましょう。

この記事ではそんな磯に立つために注意すべき点を徹底的に解説しました。

大自然の中に溶け込む分,磯は危険もいっぱい。

安全第一で楽しむための注意点をしっかり頭に入れておきましょう。

渡船屋さんを選ぶ

エリアと渡船屋を選ぶ

釣具店や雑誌,youtubeなどで紹介されている渡船屋さんはHPもしっかりしており,初めて行くにはうってつけです。

行きたいエリアを検索して,評判が良さそうな渡船屋さんを選びましょう。

最近では,Googleのクチコミなども参考にできます。いろいろと調べてみてみてください。

愛知や近畿の方なら以下の記事も参考にしてみてください。

予約の電話をする

ネット予約を受け付けている渡船屋さんは私の知る限りではありません。

磯釣りは波や天候の影響を非常に受けやすく,多くの釣りジャンルの中で最も危険と言っても過言ではありません。

船長は毎日磯にお客さんを渡していますから,海の状況をしっかり把握されています。

事前に予約をしていても前日に出船の確認をしましょう。

たいてい予約をした際に「前日にまたかけてください。」と言われることがほとんどです。

渡船屋さんは朝が早いです。

夜遅くの電話は控えましょう。

できれば7時,遅くても8時までには連絡を入れましょう。

乗船までの注意点

荷物の準備

荷物の点数を少なくコンパクトに

荷物はできるだけコンパクトにして,できるだけ荷物の数を減らしておくことをオススメします。

ライフジャケットのポケットにこまごましたものはすべて入れておきましょう。

もちろんライフジャケットは必須アイテムです。

名前の記入

皆さん似たようなバッカンやクーラー,タックルボックスを持ってきています。

荷物には必ず名前を記入しておきましょう

渡船は夜明け前になることもあるので,薄暗い中でも目立つようにしておく方が良いです。

名前を記入するのが嫌だという人もいるかもしれませんが,ステッカーなどではっきり自分のものとわかるようにしておかないと,荷物を取り違えられてしまいます。

バンダナを巻いておくだけでも防げるトラブルですので,ちゃんと対策をしておきましょう。

ルアーフィッシングの方

また,最近はルアー専門のお客さんも増えてきています。

ルアーマンの方で,裸のままのロッドをベルトでしばって渡船に持ち込む方がいらっしゃいます。

自己責任ではありますが,フカセ釣り用のロッドケースと干渉してガイドが破損したり穂先を痛めてしまったりというトラブルも十分考えられます。

渡船時もバランスを崩して竿を折ってしまうかもしれません。

また,船はウネリがあると予想以上に揺れるので,船に乗せているだけで破損につながる可能性もあります。

激しく揺れる船

大切なロッドは,ロッドケースに入れて持ち込むことをオススメします。

船長や周囲のお客さんに挨拶をする

初めての場合,渡船のシステムや駐車場などわからないことだらけで不安です。

僕が初めての渡船屋さんに行く場合,必ず常連さんっぽい方に声をかけさせていただいて,いろいろと教えてもらいます。

今まで,いろいろな渡船店に足を運びましたが,声をかけて教えてくれなかった人は一人もいません。

皆さん快く教えてくれる人ばかりです。

勇気を出して聞いてみてください。

乗船名簿に名前を書く

乗船名簿を書くところと書かないところがあります。

事前にHPなどをしっかり確認しておきましょう。

受付を済ませる

船長が来たら早めに受付を済ませましょう。

支払いは前払いのところも後払いのところもあります。

また,渡る磯のエリアによって金額が異なる場合もあります。

HPなどを事前に確認しておきましょう。

早めに受付を済ませましょう

車の鍵をかける

車上荒らしなどの可能性もないとはいえません。

しっかりと鍵をかけて車内には貴重品を残さないようにしましょう。

また,車の鍵はチャック付きのポケットなどにしまっておくと良いでしょう。

途中で暑くなって上着を脱いだ際に,鍵の入った上着を風で飛ばされたトラブルに見舞われた釣友もいます(泣)

車の鍵の管理は気をつけましょう。

食料・飲料水を忘れない

魚のエサはばっちり持って行って,人間のエサを忘れる…泣

渡船あるあるです。

特に,直前にコンビニなどで買った弁当やドリンクなどを車の助手席や後部座席に置いてくるなんてことがよくあります。

食料を買ったらすぐにクーラーやバッカンなどに入れておきましょう。

また,クーラーの氷を,ペットボトルを凍らせたものにすれば,いざという時に飲料水として飲むことができるので安心です。

乗船時の注意点

渡船屋さん毎にルールがある

荷物を載せる際のルールが渡船毎に違います。

荷物を置く場所がわからない場合は,他のお客さんが乗った後で乗り込むと良いでしょう。

初めての渡船屋さんの場合,早めに準備をして待機しておくことをおすすめします。

船の前で荷物をまとめて待機

名前を呼ばれるパターン

事前に乗る磯を予約しておく場合や,人数や対象魚,熟練度を見て船長が渡る磯をコーディネートするパターンです。

磯に近づくと名前を呼ばれて,順次磯に渡していきます。

名前が呼ばれるまで待っていれば良いので,気楽です。

混み具合や常連さん次第で,初めてでも人気磯に下りられる可能性もあります。

自分で名乗り出るパターン

珍しいパターンですが,磯近くまで来てここに下りたい人いませんか?

と船長やポーターさんから案内があるパターンです。

初めての場合,どこに下りたらよいかわからないので困るところです。

人気磯は予め常連客の談合で決まっていることが多いです。

初めての場合,船長に「初めてなのでどこがいいですか?」と聞いておくと良いと思います。

クジで決まるパターン

徳島の牟岐大島エリアなどで採用されているパターンです。

まず,その渡船が集まってクジを引き,その日に渡すエリアを決めます。

そして,船内のクジ引きによって渡される順番が決まります。

すべてが運によるため,人気磯に乗れないこともあります。

磯へ渡るときの注意点

ポーターさんや船長の指示に従う

これは絶対です。

磯へ渡る際は多くの危険がありますので,注意してください。

ポーターとは磯へ渡る際に,荷物の受け渡しなどを手伝ってくれる方です。

船首に立つポーターさん

専門のポーターさんがいる場合と,常連のお客さんがポーターとして手伝ってくれる場合があります。

磯に渡るときは,磯釣りで最も事故が起こりやすいです。

落水や滑落することがないよう足回りの装備はしっかりしておくことをオススメします。

多くの渡船屋ではマイクが付いています。

マイクで船長からの指示があるので,それにしたがってください。

下りる場所(船着き)は比較的足場が良いことが多いですが,油断は禁物です。エリアによっては船着きが斜めになっていてそこをよじ登らないと上がれない磯などもあります。

初めての場合は,そのようなところに渡ることはないと思いますが,十分に気を付けて磯へ渡ってください。

磯に着ける際に船の船首に立たない

船を磯に着ける瞬間は,船長が一番気を使うときです。

船の真ん中に立って視界を妨げると,操船を誤る可能性があります。

船首(船の先端)の真ん中には立たず,

右に曲がりながら船をつけるときは船首の左側に立つ。

左に曲がりながら船をつけるときは船首の右側に立つ。

または,右か左かどちらかに寄って座るなど,船長の視界を妨げないようにしましょう。

けしてあわてない

あわてる必要はありません。

船首を磯に押し付けたのを確認してから渡ってください。

海が荒れている場合は,船首が上下することがあります。

タイミングを見計らって渡るようにしてください。

見回りと回収

多くの渡船屋さんが途中,何度か見回りに来てくれます。

その際,釣れていないようであれば磯を替えてくれる渡船屋さんもいます。

海の状況やお客さんの人数,船長の気分?によっても変わるので様子を伺ってみましょう。

磯の位置によって,回収が早かったり遅かったりすることがあります。

回収時間の30分前くらいには片づけを始めましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事を読めば,渡船に乗って磯に渡るイメトレができたのではないかと思います。

日本は四方を海で囲まれた島国であり,全国に磯釣りフィールドが広がっています。

どこの地方でもおおよそ渡船のシステムが確立されており,磯釣りを楽しむことができます。

こんな国は世界中を探しても他にはありません。

豊かな自然に恵まれた日本で磯釣りを満喫しましょう!

最後まで読んでいただき,ありがとうございました。

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2件のコメント

なかなか良い記事ですね!
僕は磯釣り歴は26年かな。
毎週何処かの磯に年中釣りしてました。
12月〜5月まで上物、6月〜11月まで底物。
去年からカセ釣りに行くようなり今年の1月〜5月頃まで土曜日はカセ釣り、日曜日は磯釣りでした。
そんな事で僕も初めての人を磯釣り釣れて行く事も結構有りこの記事でもホントに参考になります!
でと僕は初めて磯釣りする人に1番最初に言う事はやはり渡船で磯に乗るときです。
良く若い人達に例会とかで磯に乗る時に怒鳴る先輩の人とか居るんですけど、直ぐに僕がポーター代わりになります。
必ず言うのが慌てず焦らず慎重過ぎず、1番大事なのが最初の一歩を何処にするかです。
三重の磯などは結構ツルっとした磯が、あるので濡れてると最初の一歩で滑る事が有ります。
ゴツゴツした磯でもむやみに最初の一歩を感覚で踏み出すと足首痛める事も有るので、最初の一歩は船が磯に近づいて行く時に何処にするか明確にしてる方が怪我しないです。
滑りにくいなるべく平な小さくてもそんな場所です。
後はバランス崩したら磯にしがみついて落ちない様にするよりホントにバランス崩したら海に飛び込むつもりでも良いと!
ただし流れが早い時と波が有るときはダメですけど、頭の片隅においておかないといざという時飛び込めません。
以外と飛び込む方が怪我は、無いんですよ。
なので僕はもし万が一海に落ちたらどこらが磯に上がるかも釣りする前のある程度考えます。
実は波に浚われた事も有り8月の夏磯でそれまで全然波気も無くて穏やかで丁度よいサラシと、思っていたらいきなりの波、僕はその時磯にしがみつく事無く逆に飛び込みました、上がるのも横に回ってサラシのないところから、なので全く怪我も無くて、船長にもビックリされました。
なので釣りも大事ですけど、1番は怪我しないで釣りする事!
なのでいざという時に頭の片隅に置いておく。
でないとバランス崩して、海に飛び込むなんて事出来ません。
今は潮さえ早く無ければ、電話も、有りますから船長に電話すれば直ぐに迎えに来てくれます!
まずは、釣りよりも安全に、磯の乗り降りの一歩とバランス崩したら海に飛び込む!
僕はそれを一番最初に教えます。
後はゴミは置いていかない、タバコはなるべく吸わない。
人との、挨拶はちゃんとする。
その他はこの記事を読めば完璧ですよ。

コメントありがとうございます。

そうですね。いざというときは飛び込む方がいいですね。
また、リライトしてさらに良い記事を目指したいと思います。
ご丁寧にありがとうございました!

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